Kotoはじめ

備忘録的なもの

実用段階にきた「再生医療」参入企業と進捗状況

現段階での再生医療の参入企業と実用化〜研究段階をまとめる。

www.nikkei.com

記事より

再生医療市場は、経済産業省の試算で「50年に38兆円」とする巨大市場。

14年11月に施行された医薬品医療機器法(旧薬事法)で再生医療製品について製造・販売承認の手続きが簡単になった。

富士フイルムは世界でも再生医療分野に最も熱心な企業の1つ。
自家培養表皮・軟骨という日本初の再生医療製品を世に出したジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J―TEC)を14年末に連結子会社、15年にはiPS細胞の開発・製造を手掛ける米セルラーダイナミクス・インターナショナル(CDI)を買収、17年4月には和光純薬工業も傘下に収める。

富士フイルム全体の再生医療事業は赤字だが、「19年度からは黒字化を目指す」。自社での再生医療製品の開発を進めつつ、受託生産ビジネスを拡大する青写真を描く。

 

2017年1月時点での国内再生医療技術

※マークの説明※
★すでに実用化  ☆治験中 ◇研究段階
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★7774 J-TEC 富士フィルムの連結子会社(皮膚)

−自家培養表皮「ジェイス」を日本初の保険適用の再生医療製品として07年に承認を取得。重傷熱傷患者向けに販売。黒褐色のあざが体の広範囲に見られる「先天性巨大色素性母斑」に適用拡大の承認を取得。

−平成 28 年 12 月 1 日 先天性巨大色素性母斑向け自家培養表皮ジェイス®:保険適用のお知らせ 

http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1423442

 

★7774 J-TEC(軟骨)
−自家培養軟骨「ジャック」を製品化。

http://www.jpte.co.jp/images/business/fig6.jpg

☆7774 J-TEC(目−角膜)
−ニデックから開発委託を受けて培養角膜の治験を実施中。18年3月まで実用化を目指す。

 

☆4901 富士フィルム(目−網膜)
米子会社が米国眼科研究所を共同でiPS細胞から網膜を作製して人に移植する技術を開発中、17年から治験開始を予定

◇4901 富士フィルム(目−視細胞)
米子会社がiPS細胞由来の視細胞の治験にむけて研究中

 

★アイハートジャパン(京大発ベンチャー)(心臓)
−iPS細胞由来の心筋細胞などを積層シートに加工、それを移植して心不全治療に使う製品の治験開始を目指す

http://www.iheartjapan.jp/image/technology_1.png

iHeart Japan株式会社


★日本再生医療(7744 ノーリツ鋼機子会社)(心臓)

−小児性天性心疾患の治験を実施、厚生労働省の先駆け審査制度の対象品目に

 

★4543 テルモ(心臓)
−大阪大と共同開発した重傷心不全治療の再生医療製品「ハートシート」を16年5月に発売。すでに患者への移植始まる。

 

★4519 中外製薬(軟骨)
−ツーセルの他家幹細胞由来の再生軟骨を膝関節治療に用いる治験を計画中。

 

☆4593 ヘリオス(目−網膜)
大日本住友製薬をiPS細胞を使う網膜再生で治験を準備中

4593 ヘリオス(脳)
−日本で急性脳腫瘍患者に骨髄由来の肝細胞を投与する治験を実施中。

4593 ヘリオス(肝臓)

−iPS細胞由来の肝臓の再生で横浜市大と共同研究中。

 

☆4503 アステラス製薬(目−網膜)
−胚性幹細胞(ES細胞)を使う粘膜再生で海外で治験を17年から実施

◇4503 アステラス製薬(腎臓)
−京都大iPS細胞研究所と腎臓前駆細胞の作製に成功。

  

◇4527 ロート製薬(肺)
−脂肪由来幹細胞を使う肺線維症の治験を研究中。

◇4527 ロート製薬(肝臓)

−脂肪由来の幹細胞で肝硬変の治療を17年メドに開始予定。20年の承認へ。

 

☆4592 サンバイオ(脳)
−米国で慢性脳梗塞患者に骨髄由来の肝細胞を投与する臨床試験(治験)を実施中。国内では慢性脳腫瘍の治療中。

 

☆4506 大日本住友製薬(脳)
−東京大、日立製作所などと組んでiPS細胞によるパーキンソン秒治療に向けた共同研究を実施。

 

☆4978 リプロセル(脳)
−台湾企業と組んで脊髄小脳変性症治療に脂肪由来の肝細胞に寄る治験を17年にも開始。20年の承認目指す。

 

☆8086 ニプロ(脊髄)
−札幌医科大と脊髄損傷患者に幹細胞を投与する治験を実施。厚生労働省の先駆け審査制度の対象品目に。

 

☆9749 富士ソフト(鼻)
−耳の軟骨から鼻に移植用の軟骨を作製する治験を実施、17年の承認申請を目指す。

 

☆レジエンス(目−角膜)
−口腔粘液から角膜培養を研究

 

◇4911 資生堂(毛髪)
−2016年から東京理科大などと共同で毛細細胞を培養して移植する臨床研究を開始。早期の実用化を目指す。

 

◇6971 京セラ(毛髪)
−患者の頭皮から肝細胞を採取し、毛包を培養して移植する技術を研究中。理化学研究所などと連携。20年の実用化を目指す。

 

◇4578 大塚ホールディングス膵臓

−ブタの膵臓細胞をカプセル化し人に移植する技術で海外で臨床研究。

 

◇4502 武田薬品膵臓
−iPS細胞由来の膵臓細胞作製で京都大と共同研究。

 

ベンチャー企業の設立も活発化

慶応義塾大学発ベンチャー企業

メトセラ
−線維芽細胞を用いて臓器を作製する技術で参入。

ハートシード(15年11月に設立)
−iPS細胞を用いて心筋細胞を作製し、患者に移植する治療法の実用化を目指す。人工心臓や心移植でしか助からない心不全の患者を救う

セルージョン(15年1月設立)
慶応義塾大医学部の眼科教室発。iPS細胞由来の角膜内皮を用いた再生医療の実用化を目指す。

 

 

■免疫細胞関連のベンチャー企業

・免疫分野は大企業も新薬開発を進めている重要領域。
・がんやリウマチ、感染症など、対象となる疾患も多岐にわたる

 

レグセル(16年1月設立)
免疫細胞の一種「制御性T細胞」を用いた治療法の確立を目指す。技術責任者の坂口氏は阪大などで制御性T細胞の研究を進めてきた実績があり、毎年ノーベル賞候補に挙がるなど、注目度が高い。

 

ガイアバイオメディシン(15年10月設立)
九州大学発の再生医療ベンチャー。免疫細胞の一種であるナチュラルキラー細胞を効率的に培養し、がんなどを治療する方法を開発する。

 

【雑感】

・心臓と軟骨については研究が進んでおり、すでに実用化している領域。

・脳、脊髄、角膜、網膜、鼻は治験中。どこが一歩抜けるか。

・肺、肝臓、腎臓、膵臓、視細胞はまだ研究段階。ここらへんが実用化できたらすごい市場規模になってそう。

・大企業だけでなく、ベンチャーも相次いで参戦。これからもっと加熱しそう。

再生医療のやさしいお話

再生医療のおはなし:株式会社ジャパン・ティッシュエンジニアリング(J-TEC)

 

【今日のなにか】
恋するフォーチュンクッキーAKB48

www.youtube.com

AKBよくわかんないけどこの曲は楽しいしカワイイですね〜